最近任意売却について解説した情報サイトやブログなどをよく見かけるようになりましたが、インターネットの情報には少なからず誤りもあります。任意売却の専門書籍なら誤りは少ないですが、特に匿名で誰でも始められるブログには間違いも多く見受けられますので、誤った任意売却雑学を知識にしないよう気をつけてください。任意売却を検討している人は住宅ローンの返済に既に行き詰まっている人、あるいは行き詰まることがほぼ確定している人ですので精神的にも余裕がなく、悪いほうにばかり考えてしまう傾向にあります。また藁にもすがる思いで任意売却の裏技のような情報を信じてしまう人もいますが、これも必ずしも成功する情報ばかりではありませんので注意が必要です。


絶望的になっている人に多い任意売却の誤解が、任意売却を始めたら返済不能になっていることがご近所に知られてしまうのではないかというものです。任意売却も普通の売却と同じですから不動産屋が広く買い手を探し始めれば売りに出していることはもちろん分かります。特に任意売却の場合、いつまでも売りに出しているわけにはいきませんので早く買い手を見つけるためにも家の詳細な情報を広く公開する必要があります。外観写真を掲載する事も多いでしょう。そうなると当然売りに出されていることは近所の人に分かります。しかし売りに出されたからといって、返済不能になっていることまで知れ渡ることはありません。もしも知られるとしたら、ご近所に挨拶もせずに逃げるように引越しをしてしまった場合などでしょう。そのようなことをすれば、誰でも夜逃げか何かだと思うからです。普通に家の買い替えなどで売却する人はきちんと近所の人に挨拶もしてから引越しをするでしょうから、たとえ任意売却であっても不自然でない対応をすれば返済不能に陥っていることが知れ渡ってしまうことはありません。


もちろんご近所の知り合いの誰かがその家を購入しようとすれば、不動産屋を通じて任意売却であることは分かるでしょうから結果的に返済不能に陥っての売却であることが知られてしまうことになりますが、そういった特殊な事情がなければ知られることはありません。別に新しい家を購入するためというような見栄を張った嘘までつく必要はありませんが、ちょっと事情があって引越しをすると言っておけば良いことです。任意売却に限らず言えることですが、中古物件は一般的に居住中よりも引越し後のほうが早く、そして高く売れる傾向にありますので、売りに出す前に引越しをするのが望ましいでしょう。